Classici giapponesi con furigana
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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)
山の憶い出 上
木暮 理太郎
Leggi 山の憶い出 上 (ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)) di 木暮 理太郎 (こぐれりたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 284.014 caratteri · 565 schermate
標高が今日の者と相違しているのは、厳密なる測量の結果で無いのであるから已むを得まい。
秩父山脈の構造というようなことは、素人の自分に分ろう筈はないが、従来の地質図に色別してある秩父古生層と花崗岩若しくは石英閃緑岩との区劃線は、頗る怪しい箇所が有ることは断言するに躊躇せぬ。例せば甲武信岳の如きは、これまで古生層の山として記載された申訳に、頂上附近に僅か許りの古生層の岩片を戴いた花崗岩の山である。其北の三宝山は勿論、東に連る雲切、破風の二山は、全部花崗岩から成っている。そして雁坂峠から将監峠に至る間の連山は、頂上に露出している花崗岩(破風山附近から花崗岩は或は石英閃緑岩に変っているかも知れぬ。此二つの岩石は少くとも此地方では、専門家でさえ容易に区別することの出来ない岩相を呈しているとの事であるから、自分は二者を包含して仮に花崗岩と名付けて置く)を見ないが、二、三百米を下った谷間には、武州側にも甲州側にも少なからず露出の箇所があって、渓流には花崗岩の大塊がごろごろしている。これは荒川の谷ばかりでなく、花崗岩には縁の遠いと想われる中津川の上流にさえ見られる。