Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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のちのなりひらぶんじ

後の業平文治

三遊亭 円朝

Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate

Aozora Bunko

ことで有りやすが、飯を炊きかけて居ります、少し有った飯はな、忰が皆猟に持って往ったでな、少しも無(ね)えだ」

二十六

この時文治は、

文「御子息が猟師ならば、此の辺の山道(やまみち)は委(くわ)しく存じて居りましょうな、今から御子息を尋ねて往って、今一度此の辺を捜して見たいが、御子息は何方(どちら)の方へお出でか、分って居りましょうな」

老「さアとても分りやせん、分ったにしたところで、この雪じゃアとても尋ねて往(ゆ)くことは出来ねえだ、雪解(ゆきと)けまで待たざアなりますめえ、幸いお女中が無事で居なさりゃア、此の辺に居る気遣(きづけえ)は無(ね)えね、越後か上州へ連れて往(い)かれたに違(ちげ)えねえだ」

文「成程、それも尤(もっと)も、何(なん)しても腹が減って堪(たま)らない、飯が出来たら一飯(いっぱん)売ってはくれまいか」

老「えゝ旦那様、麦飯ですが宜(よ)うござりやすかね、とても不味(まず)くって喰えるもんじゃア無(ね)えだ、それよりか此の先へ半里(はんみち)ほど往(ゆ)きやすと、三俣という町があって、宿屋もあるし飯もあるべえから、我慢して其処(そこ)まで往(い)きなせえまし」