Classici giapponesi con furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate
と云いながら、手早く印籠(いんろう)より薬を取出して、汐水(しおみず)で庄藏の口に含ませましたが、もう口がきけませぬ、其処(そこ)ら辺(あたり)へ取付きまして苦しむ途端に、固まったような血をカッと吐きまして、其の儘息が絶えた様子。
文「吉公、可愛相なことをしたの、とうとう死んでしまった、折角骨を折って此処(こゝ)まで漕付(こぎつ)けて、もう一丁も行(ゆ)けば国か島かへ上(あが)れるものを、一体何(ど)うしたのか知らん」
吉「今、私(わし)どもが喰った弁当は宿屋から呉れましたか、それとも小頭(こがしら)か、いやさ彼(あ)の相宿(あいやど)の者がくれたのですか」
文「飛脚体(ひきゃくてい)の旅人が折角くれると云うから貰って来た」
吉「えッ、あの相宿の飛脚から……やアしまった、秋田屋の印(しるし)の重箱だから、腹の減ったまぎれに油断して喰ったのが……」
文「なに、油断して喰った、それじゃア相宿の飛脚は怪しい者か」
吉「旦那、これが因果応報というのでござんしょう、何(なん)だか私(わっち)も腹が痛くなりました、済まねえが旦那気付(きつけ)を一服下せえまし」