Classici giapponesi con furigana
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かいじんとしょうねんたんてい
怪人と少年探偵
江戸川 乱歩
Leggi 怪人と少年探偵 (かいじんとしょうねんたんてい) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 36.648 caratteri · 74 schermate
「ここにあるんだよ。いいか。ほらっ……、わははははは……」
どこかで、カチッと音がしたかと思うと、ふたりの少年の足の下は、なんにもなくなってしまいました。つまり、立っていた、ゆか板が、パタンとおちて、そこへ、まっくろな大きな穴がひらいたのです。ふたりは、アッというまに、ふかい穴の中へ、おちこんでいきました。
そのままおちたら、おしりやせなかを、ひどくうって、けがをしたかもしれませんが、ふたりは、こういう冒険には、なれていたので、すぐ、足をグッとまげて、とびおりの姿勢になり、下へ足がついたときに、ピョイピョイと、とぶようにしました。五メートルもある、ふかい穴でしたが、ふたりとも、そのおかげで、すこしもけがをしなかったのです。
そこは二メートル四方ほどの、ふかい地下室で、かべもゆかもコンクリートです。窓もドアもなにもなく、四角な井戸の底のような場所でした。
上を見あげますと、おとし穴になっているゆか板が、二つにわれて、たれさがり、その穴の上から、人形の顔がのぞいていました。
「わはははは……おれのうちには、いろいろな、しかけがあるんだ。ボタンをおせば、ゆか板が口をひらいて、きみたちを、のんでしまう。