Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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あしのうら

怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像

蘭 郁二郎

Leggi 怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像 (あしのうら) di 蘭 郁二郎 (らんいくじろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.233 caratteri · 223 schermate

Aozora Bunko

美しき従妹ハトコの父石崎源三を殺そうというのです。理由は――誠に簡単な事なのですが、いまいったような景岡の性質では、充分殺人に値していたかも知れません。秀三郎はハトコを愛し、そして、美しきハトコも彼を愛してくれる……というのに彼女の父石崎源三が景岡の奇矯な行動からおいそれと許してくれない。という理由なのですが――。だが秀三郎はもうタマラナクなってしまったのです。

殺人の現場に一口の短刀が遺棄されている、見るとそれにはアリアリと、指紋が残っているので被疑者は一人残らず指紋をとられる、勿論石崎源三の家に屡々行った景岡の指紋も採られるに違いない――だが――一人として該当者がない……無い筈だ……それは足の指紋だもの。どうだ、実に素晴らしい。

ナマジ指紋(?)あるが為に、この事件は迷宮入りになって仕舞うに違いない。如何にも面白い――と同時に日本的なトリックだ、外国のように沓下を穿き、靴を穿いていたんではこんなトリックはなかなか現われまい……。

『巨大な指紋を遺して犯人蒸発! 推察するに相当大男ならん――』などという新聞紙のセンセイショナルなタイトルまでもう頭の中にちかちかとひらめくのでした。