Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
たんていしょうせつのなぞ
探偵小説の「謎」
江戸川 乱歩
Leggi 探偵小説の「謎」 (たんていしょうせつのなぞ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 119.820 caratteri · 235 schermate
4 異様な兇器
(「犯罪学雑誌」昭和二十七年三月復刊号)
4 異様な兇器
西洋の事例の前に、ちょっと日本の江戸時代の例を考えてみると、私には異様な兇器として、宇都宮の吊天井と、八犬伝の「船虫」の話が思い浮かぶ。被害者の睡眠中に、その部屋の天井全体が落下して、圧死せしめるというのは、実に大がかりな奇想天外な思いつきで、フランスの「ジゴマ」や「ロカンボール」の着想と類似している。ドイルのシャーロック・ホームズ物語の中に「技師の拇指」というのがあり、工場の巨大な鉄のシリンダーの中にとじこめられ、頭上から何百貫という鉄の天井が、ジリジリと落ちてくる恐怖を描いているが、宇都宮の吊り天井は、それよりももっと大がかりで、お芝居気が多い。
八犬伝の「船虫」という毒婦の話は、小酒井不木の「殺人論」の引用で気づいたのだが、その個所の文章は次のようなものである。
「是よりして船虫は、十字街妓に打扮て、夜毎に浜辺に立つものから、客をひくべきためのみならず、その懐にものあるをば、媾合の折、唇をまじへて、舌を噛みきって殺し、屍骸を海に棄つるに、媼内は妓有になりて、初よりその辺に在り、なお手に及ばざるものあれば、力をあはせとりひしぎて、走らすことなかりしかば、かくても人の知らざりけり」