Classici giapponesi con furigana
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たんていしょうせつのなぞ
探偵小説の「謎」
江戸川 乱歩
Leggi 探偵小説の「謎」 (たんていしょうせつのなぞ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 119.820 caratteri · 235 schermate
3 兇器としての氷
の、密室を破って飛び込んだ最初の発見者が、とっさに殺人をするトリックと似ているが、同行者を待たせておいて、買物のついでにチョイとやるという着想は、常識を絶した変てこなユーモアと恐怖を持っている、といっても決して遊戯的に殺すのではない。ちゃんとやむにやまれぬ動機が作ってある。
しかし、床屋が冷静なれば、この犯行はすぐバレてしまうのだが、床屋にも弱身があり、また、気の小さいうろたえものということにしてある。彼はいつの間にか客が殺されているのを見て、このまま届出たら自分の犯行と見られるにきまっていると考え、気も顛倒して、死体を(袋づめにしたのだったと思う)裏の川に投げ込む。それが流れ流れて遙かへだった所で発見されるという筋。被害者が床屋へ行ったことは誰も知らず、床屋はかたく口をつぐんでいるし、犯人には同行者のアリバイがある。難しい事件になるが、ブラウンは死体の顔が半分剃ってある所から床屋を思いつき、推理によって犯人を指摘する。
3 兇器としての氷
探偵小説は謎をむずかしくするほど興味があるので、実際には到底できないようなことを、さもあり得るがごとく描く場合が多い。