Classici giapponesi con furigana
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
Leggi 新書太閤記 (しんしょたいこうき) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 200.320 caratteri · 398 schermate
ちと小憎く思されてか、光秀飲めと、大杯を強いられ、飲まぬか、なぜ飲まぬ、強って飲めなどと――一瞬ではあったが、険しいお模様があったそうな。そんなことが、種々に聞えたのではないか」
という者もあった。
そうかと思うと、
「めったに、口にはいたされぬがあの衆には、どうも異心があるらしいということを、なぜか、ちらちら耳にいたす。その出所はよくわからんが……」
などと由々しい事柄を、めったに口外はできぬがと断りながら、衆の中で口外している人物もある。
人物というものも、それが一国一城の主とか、一方の将とかになって、重責を感じ、自重を怠らないでいるときは、各※(二の字点、1-2-22)、しかるべき人柄を保っているが、酒に蝟集して、座興放談に耽りなどしていると、案外な不用意を露呈して、知らぬまに、重大な波紋を作っていることが多い。
幾歳になっても、男性には童心が失せない。殊に戦国の諸将にはみなその愚に似たものが濃い。集まると小児みたいに他愛なくなる一面があるのだった。――故にこんな口にも出すまじきことばを口に出したりする者もあるのだろうが、信長を始めとして、安土を中心とする諸列侯の中で、そんな愚劣な童心振りのみじんない者といったら、それは十目十指、たれでもすぐ、