Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
Leggi 新書太閤記 (しんしょたいこうき) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 200.320 caratteri · 398 schermate
そしていうには、
「鍛冶鋏がありませんか。鍛冶鋏で矢をまっ直ぐに挟んで、一気にお抜き取りください」
といった。
これには、いわれた方が、やや顔の色を失ったが、彦七は、貧血も起さなかった。
この剛気を見ていた浅野長政は、秀吉に、
「ぜひ」
と、懇願して、助命を乞い、後に自分の家臣とした。
うら若い女性にも、まだ親の膝を離れたばかりな一少年にも、これくらいな気魄があるとすれば――三木一城は取るに足らない小城としても――これは容易に陥ちるわけはない。
秀吉は、事々に驚異した。――一致した精神力の強さといっても、よもこれほどまでとは今日まで考えていなかった。
――こう城兵側の意気だけを語ると、いかにも寄手は、ただ受け身に、虚を衝かれてばかりいたようだが、秀吉の麾下にも、彼に劣らぬ若者はむらがっている。なんで、ひとり三木勢にばかり気を吐かせておこう。
小姓組にある脇坂隼人は、当年十六。ここの陣中で、或る折秀吉が、
「たれか、この母衣に望み手はないか。欲しくば与えるぞ」
と、一張の見事な赤い母衣を示して、諸士を見まわした。
金糸で山みち模様を縫い、赤地に白い輪交いが染め出されている。