Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 17.620 caratteri · 36 schermate
一月十五日
一月十六日
私がこんな気分が悪いのなんのとこしょうを云いながらぐずぐずして居るのが相すまなく思われた。
「何も考えない事はありませんワ」降る雨の中にこんな事もつぶやくほど私はふるえる様な心をもって居た。
「冬の日を嵐の吹けば事更にらちなき事も思ひしのばれつゝ」
一月十五日(木曜)晴 暖
〔摘要〕学校出席、母様御外出
青い顔をしてうつむき勝ちに学校に行く。昨日の天気に似っつきもなくしらじらしい青空の様子がすれた男の目の様に云いがたくにくらしく見えた。心のそこにすきがある。悲しさや涙をこぼしたいのをこらえて上べで笑って居なければならないのを思えば私はひと里でに目をつぶりたくなる。ひやっこい石の上につっぷして――私は或る芝居の舞台面の中に自分を加えて考えるほどセンチメンタルな感情になって居る。たった一人ぼっちはなれた心持で本を抱いて枯れた芝生を下を見て歩くとわけもないじめじめした気持が地のそこから湧き上って来る。
一月十六日(金曜)晴 稍々暖
〔摘要〕学校出席、(当番)
古橋氏来訪
この頃はどうしたんだか感情に変化がありすぎて困る。
もう忘れてもいい感情がたまって居て新らしい事も何も出来ない。