Classici giapponesi con furigana
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めいあんよめもんどう
明暗嫁問答
山本 周五郎
Leggi 明暗嫁問答 (めいあんよめもんどう) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 20.984 caratteri · 43 schermate
女があるとか、……ええ面倒、さい限がなくなってくる、だいたいきさまはまだ妻帯もせぬ身の上で、素性もわからぬあんな女を」
「いえ素性も身の上もわかっております」そう云いながら直二郎は逃げる身構えをした。「あれは新町の花むらの内芸妓で小笛という者です」
「な、なに」勘太夫は身ぶるいをした、「げいしゃ、芸妓だと」
「芸妓は芸妓ですが」直二郎はそろそろ脇のほうへ身をずらし始める、「もとは武士の生れで性質もよろしく、気も凛として」
「こいつ、待て」
勘太夫はいきなり掴みかかった。まことに年にも身分にも似合わないふるまいである、だが老人は年や身分などにこだわっているわけにはいかなかった、もうみえも外聞もない、とっ捉まえて拳骨でも食わさなければまったく肚がおさまらないのである。直二郎はひらりと体を躱わし、築山の裏側へどんどん逃げだした。老人は追っかけた。
体力では日頃ずいぶん自信をもっていたが、年齢の差というものはどうしようもない、老人のほうは顔を赤くして、せいせい喘ぎながら駈けているのに、直二郎は走りながら頻りに弁明していた。
「お願いです伯父上、決して高滝の名に関わる