Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
きょくていばきん
曲亭馬琴
邦枝 完二
Leggi 曲亭馬琴 (きょくていばきん) di 邦枝 完二 (くにえだかんじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 11.788 caratteri · 24 schermate
わたしに用があるといいなさるなア」
京伝の言葉は、如何にもぶっきら棒だった。
「はい、左様でございます。わたくしは、深川仲町裏に住んで居りまする、馬琴と申します若輩でございますが、少々先生にお願いの筋がございまして、無躾ながら、斯様に早朝からお邪魔に伺いました」
「どんな話か知らないが、そこじゃ遠くていけねえ。遠慮はいらないから、もっとこっちへ這入ンなさるがいい」
相手が、風采に似気なく慇懃なのを見ると、京伝もどうやら好意が湧いて来たのであろう。心もち火桶を相手の方へ押しやって、もっと近くへ寄るように勧めた。
「ではお言葉に甘えまして、お座敷へ入れさせて頂きます」
馬琴と名乗る若者は、ここで一膝敷居の内へ這入ると、また更めて頭を下げた。
「その頼みの筋というなア、一体どんなことだの」
「外でもございませんが、この馬琴を、先生の御門下に、お加え下さる訳にはまいりますまいか」
「やっぱりそんなことだったのか」
何か期待していた京伝は、これを聞くと、吐き出すように失望の言葉を浴びせた。
「はい」
「はいじゃアねえよ。改まって、願いの筋があるといいなさるから、また何か、読本の種にでもなるような珍らしい相談でもすることかと思ったら、何んのこたアねえ、すっかり当が外れちゃった――そりゃアまア、弟子にしてくれというんなら、しねえこと