Classici giapponesi con furigana
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きそがわ
木曾川
北原 白秋
Leggi 木曾川 (きそがわ) di 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 25.659 caratteri · 52 schermate
近代の料亭もある。
鉦鼓淵、盗人谷、その天上の風格は亭々と聳立する将軍台、また厳として平なる金床台。
金色の日光。
と、展望がここで明るくなって左に船着場があった。エの朱線のフラフ、屋形、モーター・ボート、輝く波々、桟橋の童、風、風、風。
木の間がくれの茶亭の下へ、さて上って、ズボンの釦をはずす男もいる。
その正面こそ大同電力の白い白いダム堰堤である。古典的の幽邃と奇峭とはここに変転して、近代の白と灰銀との一大コンクリート風景を顕現する。水はまんまんとして、そのダムに堰かれて湛え、橋梁の連灯はまだ白く玻璃球のみ光って、丘陵の上、また水辺に反照する鮮明なる洋風建築、このダムこそ東洋一の壮観だとせられる。その堰堤の高さ百八十尺、長さ一千尺コンクリート、貯水量十億立方尺、堰堤上流三里十二町、面積百七十一町、水量流域百二十三方里、発電機四台、励磁機二台、電力四万二千九百キロワット。惜しむらくは下流に立ってこれを仰視し得る機会を得なかったことである。
私たちはその壮麗なるダムの前の広々とした湖面を一周して、さて、いよいよ帰路についた。急速力でである。
遊船会社の前の峡口は高い高い白い石の橋台に立って、驚くべき長い釣棹を垂れている人影も見えた。