Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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すえっこ

末っ子

山本 周五郎

Leggi 末っ子 (すえっこ) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 27.564 caratteri · 55 schermate

Aozora Bunko

と米良はあやまった、「しかし、そういう娘がいると話していたじゃないか」

「想いをかけたなんて云やあしません、或る店で二三度会ったと云っただけですよ」

「おやそうかしら」と姉のくにが良人のそばから云った、「あのときの口ぶりだと、ずいぶん熱をあげているようだったことよ」

「そんなことがあるもんですか、それは思いちがいですよ、貴方がたまでがそんな」

「ばかに力をいれる」と米良がまたにやにやし、そして話をそらし、「――これから毎月一度、木挽町で寄合をすることになったのを知っているか」

「うちでですか、知りませんね」

「毎月十日の晩だ、平さんが退却したあとできまったんだよ」

こんどは平五が笑った、「そいつはお気の毒だな、おやじの骨董じまんをたっぷり聞かされるんでしょう」

「そうらしい、みんなもなにか一品ずつ持ち寄るということになった、つまりお互いに鑑識眼を高めようというわけさ」

平五は声をあげて笑った、「そいつはまるっきりお気の毒だ、おやじの講釈をたっぷり聞かされるだけですぜ、みんな承知したんですか」

「田村小路がまず双手をあげた」

「なんですって、――あの叔父が、まさか」