Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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すえっこ

末っ子

山本 周五郎

Leggi 末っ子 (すえっこ) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 27.564 caratteri · 55 schermate

Aozora Bunko

と平五は呟いた、「叔父は恥をかくことだろう、よけいなおせっかいだった、叔父の面目を立てるどころか、満座の中で恥をかかせることになった、ひどいもんだ、ひどいことになったもんだ」

彼は自分を罵った。自分の軽薄さ。猿知恵のおせっかい。うぬぼれと高慢。平五は頭を垂れ、心の中でかぶとを脱いだ。

田村小路を訪ねたのは夕方であった。叔父はまだ帰っていなかった。妻女があがって待つようにすすめたが、彼は用をたして来ると云い、半刻ばかり歩きまわってから、また訪ねた。主殿はちょうど帰ったところで、風呂にはいっていると云われ、平五はいつもの三帖で待った。子供たちがうるさく騒ぎ、七つと五つの男の子は、はいって来て平五をからかった。遊んでもらいたいのだろうが、こっちはそれどころではない、あいそを云う気も起こらないので黙っていた。

主殿が汗を拭きながらあらわれると、平五はいきなり低頭して詫びを云った。

「本阿弥、いや、多賀が来るなんて予想もしなかったものですから、そう聞いて、しまったと思ったんですが」と平五はうかがうように叔父を見た、「御迷惑をかけて済みません、やっぱり短刀は見せたのでしょう」