Classici giapponesi con furigana
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うめちらほら
梅ちらほら
吉川 英治
Leggi 梅ちらほら (うめちらほら) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2712 caratteri · 6 schermate
父の一日
永井荷風氏の随筆のうちにも、その一章をあげて、為永春水を語っているのをいつか読んだことがある。文字の人を魅する所は、誰へもこうも同じものかと驚いたことであるが、年少にして深く魅せられたそのような感銘が、知らないうちに、自分などの恋愛観を培っていたことはまちがいない。
この頃の、恋愛作品にある肉体哲学もいいだろうけれど、私は、古典のうちのエロチズムを、恋する若い人たちが、もっと、もう一ぺん読んでみて欲しいとおもう。肉体本位だけでは、どうしても恋愛の腐爛と破局が早くて、完全なる恋愛を楽しむものとは私にはおもわれない。何しろこの頃の恋愛は、セッカチであり過ぎる。
父の一日
磯子の先の杉田の梅園へは、僕ら小学生時代の輩は、横浜からよく遠足に出かけたものだった。
一度、遠足でなく、父に連れられて、父子二人で、杉田の梅の頃を、金沢の方まで歩いたことがある。そのとき、山の茶店で、うで卵をたべた。とても美味かった。も一つほしいとねだったら、私たちに出しただけで品切れだった。父が、『何でも、物は、も少しほしいという所がいいんだ。足らないから、なおウデ卵がうまかったろう』