Classici giapponesi con furigana
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うめちらほら
梅ちらほら
吉川 英治
Leggi 梅ちらほら (うめちらほら) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2712 caratteri · 6 schermate
王朝女性と蓮月
光琳の梅にいたっては、世界人の審美眼を超えたものといえよう。抱一になって、同じ梅でも、だいぶ香品が下がる。
栖鳳の梅は、雀についで有名である。六人部女史のはなしによると、一生のうち何万枚の梅を描いたかしれませんと云っていた。
毎年、梅の頃になると、翁は、もうろく頭巾をかぶって、湯河原から小田原の梅園まで、必ず梅を写生しに行ったという。それが、死ぬ前の年の冬までつづいたので、さる人が『もうそのお年まで、あんなに梅をお描きになっているのですから、今さら、この寒いのに、御無理をして、写生にお出かけにならなくても良さそうなものじゃありませんか』と、云ってみた。すると、七十八翁は、水涕も氷りそうな中に立って、スケッチしていた筆をとめ、
『何を仰っしゃいます。私が梅にむかって、こうしていると、梅が私に話しかけてくるのです。ただ、梅の枝ぶりや花を写しているわけではありません』
答えると、また梅にむかって、他念なかったということである。
この話の中には、名匠的な精神のうちに、よくいわれる写生の深度という問題がふくまれていておもしろい。
王朝女性と蓮月
萬葉のうちにある梅の歌では、私は、坂上女郎の、