Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ほうねんぎょうでん

法然行伝

中里 介山

Leggi 法然行伝 (ほうねんぎょうでん) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 66.110 caratteri · 131 schermate

Aozora Bunko

と非難するものがあったが、何分外にその人がないというわけで、異論をなだめて招請されたが、壇に上って大師草創のはじめより、末代繁昌の今に至る迄、珠玉を吐くような弁舌に衆徒が感歎随喜して、その時はまだ凡僧であったけれども、東西の坂を輿に乗って上下することを許された。

法然が小松殿の御堂に在った時、元久元年三月十四日律師が訪ねて行った。法然は後戸に出迎えて、懐から一巻の書を取り出して、

「これは月輪殿の仰せによって選び進ぜた処の撰択集である。善導和尚が浄土宗をたてた肝腎が書き記してある。早く書き写して見なさるがよい。若し、不審があらば尋ねおききなさるがよい。但し源空が生きている間は秘密にして置いて他見せしめないように、死後の流行は已むを得ない事だが」

といわれたので、急いで尊性、昇蓮等に助筆をさせて、それを筆写し、原本は返上されたことがある。

並榎の竪者定照が訴えにはじまって法然の門徒が諸国へ流されるうちに、この律師は最も重いものとして見られていて、自分も覚悟していたが、果して配所は奥州ということであって森入道西阿というものが承って配所へ送ることになり、嘉禄三年七月五日都を進発したが、森入道は深く律師に帰依していたので、そっと門弟の実成房というものを身代りに配所へやって、律師は西阿が住所相模の国飯山へ連れて行き