Classici giapponesi con furigana
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ほうねんぎょうでん
法然行伝
中里 介山
Leggi 法然行伝 (ほうねんぎょうでん) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 66.110 caratteri · 131 schermate
二十七
栗の木とは西の木と書く。西方の行人としては丁度おもしろい名であるから、多年この杖を持っていたが、今は老体で余り出歩きも出来ないから、この杖をあなたに進ぜます。これを持って浄土へおいでなさいまし」
といって栗の木の杖を送り越して来たから、その返しのおくに、
老らくのゆくすゑかねておもふには
つくづくうれし西の木の杖
そうして弘長二年の頃法然の孫弟子の敬西房という者が(これは法蓮房の弟子)関東へ下る時に、法然の伝を持たせてやった処、数日それを読んで、法然との間に手紙の往復があったが、その翌年十一月二十二日に臨終正念にして端座合掌の往生をとげられたというが、その往生際は、唐衣を着て、袈裟をかけて西の方に阿弥陀仏を掛け、椅子に上って威儀少しも乱れなかったということである。
二十七
武蔵国の御家人、熊谷次郎直実は平家追討には武勇の名かくれなかった人であるが、後、将軍頼朝を怨むことあって出家をとげ、蓮生と云うたが、まず聖覚法印の処へ行って、後生菩提のことを尋ねた処が、
「左様のことは法然上人にお尋ねなさい」
といわれたので、法然の庵室へ出かけて行って、上人から、