Classici giapponesi con furigana
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まんかんところどころ
満韓ところどころ
Leggi 満韓ところどころ (まんかんところどころ) di Natsume Sōseki (夏目 漱石) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 74.601 caratteri · 148 schermate
いた。
白仁さんのところへ暇乞に行ったので少し後れて着くと、スキ焼を推挙した田中君がもう来ていた。田中君も鶉の御相伴と見える。佐藤は食卓の準備を見るために、出たり這入ったりする。立派な仙台平の袴を着けてはいるが、腰板の所が妙に口を開いて、まるで蛤を割ったようである。そうして、それを後下りに引き摺っている。それでもって、さあ食おうと云って、次の間の食堂へ案内した。西洋流の食卓の上に、会席膳を四つ並べて、いよいよ鶉の朝飯となった。
まず御椀の蓋を取ると、鶉がいる。いわゆる鶉の御椀だから不思議もなく食べてしまった。皿の上にもいるが、これはたしか醤油で焼かれたようだ。これも旨く食べた。第三は何でも芋か何かといっしょに煮られたように記憶している。しかし遺憾ながら、判然とその味を覚えていない。これらを漸次に平げると、佐藤はまだあるよと云って、次の皿を取り寄せた。それも無論鶉には相違なかった。けれどもただ西洋流の油揚にしてあるばかりで、ややともすると前の附焼と紛れやすかった。しかもこの紛れやすい油揚はだいぶ仕込んで有ったと見えて、まだ喰い切らない先に御代りが出て来た。