Classici giapponesi con furigana
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やけどしたかみさま
火傷した神様
田中 貢太郎
Leggi 火傷した神様 (やけどしたかみさま) di 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 3456 caratteri · 7 schermate
そこへ土地の者がかけつけて来て火を消し、来宮様を御殿へ伴れて往っていろいろ介抱したが、火傷がひどかったので、それがためにとうとう歿くなってしまった。
二
その来宮様のいた処は、今の静岡県加茂郡下河津村の谷津であった。某年の十二月二十日比、私は伊豆の下田へ遊びに往ったついでに、その谷津へ往ったことがあった。
谷津には温泉があった。私は下田からの乗合自動車に乗った。その途中には共産村として有名な白浜村などがあった。
河津川の口で自動車をおりて、川土手をすこし往くとすぐ谷津であった。その付近は昔の河津の荘で、曾我物語に縁古のある土地であった。路の左側に石の華表のある社は、河津八幡宮で、元の祭神は天児屋根命であったが、後に河津三郎祐泰及びその子の祐成、時致の三人を合祀したものであった。そこには館の内と云う小字があって、祐泰の宅趾と云われ、祐泰の力持をしたと云う石もあった。
ちょうど午で、私は温泉宿に入って、一ふろあびて一ぱいやるつもりをしていたが、さて何処へ往っていいのか見当がつかない。何人かによさそうな家を聞いてはいろうと思っていると、温泉宿の婢らしい女が前を往くので、