Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
とうだいき
灯台鬼
大阪 圭吉
Leggi 灯台鬼 (とうだいき) di 大阪 圭吉 (おおさかけいきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 13.718 caratteri · 27 schermate
わたし達と一緒に、引き返して歩きながら三田村技手が言った。
「じつは、当直の友田看守が、ひどいことになったです。それがとても妙なんで、ま、風間さんが詳しくお話しするでしょうが」
するとわたし達のうしろで、小使がふるえ声で突飛もないことをいった。
「とうとう、出ましただ」
「なに、出た?」
と東屋所長が聞きとがめた。すると小使は、自分の言葉を忌むように二、三度首を横にふりながら、
「……はい……ゆ、幽霊が、出ましただ……」
二
やがてわたし達は、コンクリートの門をくぐって明るい灯台の構内へ入った。向って右側に並んだ小さな三棟の官舎や左側の無電室には、明るい灯がともっているが、真ン中の海に面した灯台の頭は真っ暗闇だ。地上の灯の余映を受けて、闇の中へ女角力の腹のようにボンヤリと浮き上ったその白塔の下では、胡麻塩髭を生やして乃木大将然とした風間老看守が、色白な中年の女をとらえて、なにやらしきりに引き留めているような様子だったが、わたし達を認めると、ただちに小使の佐野に女のほうをまかせて官舎の方へ追い払うと、やって来た。
「あれは友田君の細君のあきさんです。