Classici giapponesi con furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Leggi 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 156.085 caratteri · 312 schermate
どうして、つかまえることができる?」
「ところが、手がとどくかもしれないのです。ハハハ、……おい、二十面相! それとも、四十面相といったほうが、お気にいるかね。もういいかげんに、そのしらがのカツラと、つけヒゲをとったらどうだね。そうすれば、ぼくも、素顔を見せてやるよ。」
そういったかと思うと部下の長野は、左手で飛行帽をぬぎ口ヒゲをむしりとり、素顔を見せました。
「あっ、き、きさま、明智小五郎だなっ。」
部下だとばかり思っていた男が明智探偵だったと知って、怪老人はあっけにとられてしまいました。
「きみの部下の長野君は、観音像のむこうの森のなかに、手足をしばられて、ころがっているよ。そうして、ぼくが入れかわったのさ。ヘリコプターの操縦ぐらい、ぼくだってこころえているからね。さあ、そのカツラを、とるんだっ。」
パッと明智の左手がのびて、となりにこしかけていた怪老人のカツラと、つけヒゲが、むしりとられ、その下から、わかわかしい顔があらわれました。四十の顔をもつという男ですから、どれがほんとうの顔かわかりませんが、それは四十面相のひとつに、ちがいなかったのです。