Classici giapponesi con furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Leggi 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 156.085 caratteri · 312 schermate
これから、なにがおこるんだろう? ぼく、きみが悪いよ。ねえ、小林さん、あとへもどろうよ。」
ノロちゃんが、れいによって、よわねをはきました。
すると、そのとき、洞窟の右手のほうから、ヒラヒラと、白いものが、とびだしてきたのです。おばけかしらと、ギョッとしましたが、おばけではありません。ひとりのまっ黒な顔をした、黒人の老人です。頭はまっ白で、白い口ひげと、あごひげをはやした、しわくちゃの老人です。やせたからだに、だぶだぶの白い大きなきれを、肩からはすにまきつけています。写真で見たインドの坊さまみたいな身なりです。なにに使うのか、太い縄をまるくまいて、小わきにかかえています。
その老人は、からだにまいた白いきれを、ヒラヒラさせながら、洞窟のまん中までくると、そこに立ちどまって、へんなしわがれた声で、少年たちに話しかけました。
「おまえたちに、これからおもしろいものを見せてやるよ。世界のなぞといわれているインドの大魔術じゃ。ほら、この縄をごらん。これを空に向かって、投げあげるのじゃ。そうすると、この長い縄が、ぴんと、まっすぐに立ったまま、落ちてこないのじゃ。