Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――

炎の人――ゴッホ小伝――

三好 十郎

Leggi 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 104.035 caratteri · 207 schermate

Aozora Bunko

もともと、僕があの女の所に通うようになったのが、君が来る前、僕はここにたった一人ぼっちで居て、とても孤独で寂しかったからなんだよ。寂しくってやりきれなかったためだ。(ゴーガンはその間にノシノシと歩いて上手の洗面台へ行き、コップを二つ持って来てテーブルの上に置き、瓶を開けてアブサンを注いでコップの一つをヴィンセントに持たせる)ありがとう。(グッと一気に飲む。ゴーガンも飲む)そりゃ俺も唯の人間だ。女が欲しい。女が居なければ俺は凍えてしまう。しかし、それにも、もう馴れた。そう言う意味では俺はもう諦めている。女には俺は縁がない。俺の恋人は俺の絵だ。それに、こうして君と一緒に暮しているんだから俺はもう寂しくはない。だから、ラシェルは君にあげるよ。

ゴー (グイグイとアブサンを飲みながら)ハハ、せっかくだが、いらんねえ、あんな小娘なぞ。そんなことより、問題はそんなふうな君の考え方について廻る、なんと言うか、大げさな禁欲主義的な、福音書風な行き方だなあ。女なんて、君が考えているようなもんじゃないよ。欲しくなりゃ、好きなように取ったらいいんだ。女もすべて取られることを望んでいる。