Classici giapponesi con furigana
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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
Leggi 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 104.035 caratteri · 207 schermate
ばかりさせられて、ホントにまあ、絵だか屁だか知らんけど、しとを茶にするのもいいかげんにして下さいよ。やれ、どっこいしょと。(と勝手に椅子に掛ける)
ヴィン ああ、ルノウのおかみさん。
ルノウ ルノウのおかみさんじゃ、ありませんよ! あんた一体、内の借金をどうしてくれる気ですよ? こうして、ツケを持って来たがね、ごらんなさいよ、ミルク、バタ、玉ねぎ、ジャガイモ、そいからニシンと、みんな先月から溜っていて、みんなで四十フランあまり、それにパン代の立て替えが二十フラン、しめて六十フラン。いいかね? 時々クリスチイネがやって来ちゃ引っかけて行くヂンのお代は勘定に入れなくてもですよ。いつ来ても、もう二、三日すれば払うからとか何とか言って、あたしん所だってお前さん、慈善事業で食料品や野菜を扱っているんじゃないんですからね。
ヴィン わかっている。わかっているから、今度金が来たら、必ず――
モーヴ (椅子からスッと立って)ゴッホ君、これで話は片付いたと言うものだ。君は君の好きにやるさ。ただ今後、私の所には一切来てくれたもうな。では。(サッサと出て行く)
ヴィン (それに追いすがって)待って下さい、アントン、待って下さい。