Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ばくやくのはなかご

爆薬の花籠

海野 十三

Leggi 爆薬の花籠 (ばくやくのはなかご) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 101.908 caratteri · 204 schermate

Aozora Bunko

自動車の警笛がきこえたとみえて、玄関の扉があき、中からきちんと身なりをととのえた日本人のボーイが、とんででてきた。

「さあ、ここが、わたくしの邸です。おはいりください」

ニーナは、ひじょうな愛嬌をみせて、房枝にいった。

ターネフは、運転台からとび下りるようにして、ボーイになにかを叫んだ。

ボーイは、それをきくと、あわてて玄関の中へとびこんだ。彼は、またすぐ、中からとびだしてきた。彼のうしろには、たくましい数名の外人ボーイがしたがっていた。そして自動車の扉を開いて、まだ呻っている黒川団長のからだを、皆して、しずかに担ぎだしたのであった。

房枝も、そのあとにしたがって、玄関をはいっていった。

中は、見事にかざられた大広間であった。

ニーナは、房枝をまねいて、その隅にある小さい卓子へ案内した。

その卓子のうえには、電話機がのっていた。ニーナは、受話器をとって、廻転盤をまわした。

しばらくして、相手が出てきた。ニーナは、英語で早口に喋る。ドクトル・ワイコフという名が、しきりに出てくる。

「では、すぐにお出でをお願いしてよ。こっちは、皆でしんぱいしているのですからね。