Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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まきのとみたろうじじょでん

牧野富太郎自叙伝

牧野 富太郎

Leggi 牧野富太郎自叙伝 (まきのとみたろうじじょでん) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 94.045 caratteri · 185 schermate

Aozora Bunko

〔三〕食餌法、粗食、小食、菜食、健啖の類、特に好物として快喫するもの

〔四〕酒と煙草との来歴

まことに困ったもんです。

〔三〕食餌法、粗食、小食、菜食、健啖の類、特に好物として快喫するもの

私は生来割合に少食です。その食物は物により嫌いはあれど、また特殊な好物もなくまず何んでも食っています。胃腸が頗る丈夫なのでよく食物を消化し、一体食物には不断に誠に世話の焼けない方です。しかし従来腥臭いために余り魚類を好きませんでしたが、この頃は食味が一変してよくそれを食しています。牛肉は幼年時代から一串せる嗜好品ですが、鶏肉は余り喜びません。コーヒーと紅茶とは至って好きで喜んで飲みますが、抹茶は余り難有思いません。今日は右コーヒーと砂糖とが得難いので困っていますが、しかしヤミで買えば何んとかなるようです、呵々。

〔四〕酒と煙草との来歴

私は酒と煙草とは生来全く嫌いで、幼少時代から両方とも呑みません。元来私は酒造家の息子なれども幼い時分から一向に酒を飲まなかったのです。従来この酒と煙草とを用いなかった事は私の健康に対して、どれほど仕合せであったかと今日大いに悦んでいる次第です。故に八十六のこの歳になっても少しも手が顫わなく、字を書いても若々しく見え、敢て老人めいた枯れた字体にはならないのです。