Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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まきのとみたろうじじょでん

牧野富太郎自叙伝

牧野 富太郎

Leggi 牧野富太郎自叙伝 (まきのとみたろうじじょでん) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 94.045 caratteri · 185 schermate

Aozora Bunko

第四巻第七八号に「緑蔭鼎談」と題し、伊豆熱海の緑風閣で催された長谷川如是閑、志賀直哉並に天野貞祐三君の座談会記事が掲げてあった。そしてその中に「牧野富太郎縦横談」という次の一項があったのを見つけたので、すなわちここにそれを転載した。

長谷川 東京大学の先生など、どうだったですかね、これは講師だからちょっとちがうんだが牧野富太郎氏なんか変わってるね。

志賀 牧野という人は、ずいぶんの年ですね。

長谷川 八十九か九十かですね。このあいだ八十歳以上の人の写真を「アサヒ・グラフ」で出したとき、その説明に学士院会員と書いてあった。むろん本人はそうじゃないんです。そうしたら、わたしの所へハガキをよこして、学士院会員なんてべらぼうなものには頼まれてもならんといって、大いにふんがいしてきた。

志賀 あの人の文章はおもしろいですね。

長谷川 明治以来変らない。

志賀 このあいだ『植物図鑑』の序文を見ていたらどういう文句か前後は忘れたが、どうとかしてごろうじろなんて――。(笑声)

長谷川 土佐言葉だ。

志賀 ごろうじろなんて、久しく聞かない言葉だ。

長谷川 あの人のからだは不死身ですね。