Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 174.521 caratteri · 344 schermate

Aozora Bunko

でもどうか今晩はつき合って下さいまし。ああふいたふいたお湯が。

どうものどが渇いてしまって。仕方がない、下りて何かのみましょう。鼻の奥の痛いのはなおり、一眠りいたしましたが、これはすこし本ものね。あしたきっと喉がいたいわ。今十一時半ばかりです。島田から頂いたエーデルがほんのぽっちりのこっているのでものみます。

さっきは湯たんぽを当てて、すぐぽーっとなってしまいました。

こんな風に暮してみて分りましたが、もし万一ここがやけのこって焼けた人々と共同の生活をするようなことになれば、この食堂と客用の手洗場とをこめた一角を使うと、なかなかコンパクトにやれると思います、ここにガスの口があります(もとストーブ用のが)それに手洗場の水道をつかって、外のすのこを流しにすれば。でもほんとうにどんな生活がはじまるのでしょう、歯は早くなおさなくては、其につけても。痛まずかけました、私の歯はよくそうなのよ。

ゴビの砂漠という写真帳をかしてくれた人があります、学術探検隊が行ったとき読売の写真班がついて行ってとったのです。ヘディンの蒙古に関する記録をよんでこれを見ると面白いのでしょうが、そんな気おありにならないでしょうか。