Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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いしかりがわ

石狩川

本庄 陸男

Leggi 石狩川 (いしかりがわ) di 本庄 陸男 (ほんじょうむつお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 253.535 caratteri · 506 schermate

Aozora Bunko

「かまわん」と堀は眉をしかめて大きな声をだした。

「そうですか、武士は相見たがい、なんて、それだけは今回は勘弁しておくんなさい、実は東京楼の普請でさ」

「何だ、その東京楼というのは」

「柄にも無い、恥かしがって、だんな、わしがこの耳で間違いなく確めて来たことです、だんな――」

「拙者は知らん、何を聞いて来た?」

「云ってもようがすか、そりゃアもう無理も無えことです、官員さまだって人間だ、女けが無くちゃアやって行けますまい、それは何だ、かあいい奥方は郷里に残して、海山千里――どうなるかわからねえお国のはてで仕事をなさるんだ、官員さまには懐しい東京楼というあれを建てて、そこに美女を囲おうって云うんだから、なかなかひらけたものですね、――その東京楼の普請を請負わして貰いたいと思ったもんで、堀のだんなが見えられとると聞いてあわててとんで来たわけです、どんなものでしょう? こう云っちゃ何ですが、サッポロに集まった渡り職人どもにはこいつはちッとばかり大仕事かと思いますね、さ、さ、そういうことは、旦那の方が百も承知でしょうが、そこで、実は」

「きさまら、バンナグロ街道の狐にでもたぶらかされたのじゃろう」