Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ふくざわゆきち

福沢諭吉

高山 毅

Leggi 福沢諭吉 (ふくざわゆきち) di 高山 毅 (たかやまつよし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 54.555 caratteri · 109 schermate

Aozora Bunko

うん、うんと諭吉のことばをきいていた木村は、

「よろしい。それほどのぞまれるのなら、つれていってあげよう。」

と、その場でしょうちしてくれました。

じつは、幕府は、まえにとりきめたやくそくにしたがって、条約書をとりかわすために、アメリカへ新見豊前守・村垣淡路守・小栗豊後守の三人を使節として、おくることになりました。この使節たちは、アメリカからむかえにきた船、ポーハタン号にのって太平洋をわたるわけですが、それといっしょに、幕府は、日本の軍艦咸臨丸をアメリカへいかせることにしました。それにのりこむのは、軍艦奉行の木村摂津守喜毅です。

軍艦というからには、たいそう大きな船のようにきこえますが、わずか二百五十トンで、みなとの出はいりだけにじょうきをたき、あとはただ、風をたよりにすすんでいかなければならない、ちっぽけな船でした。

乗組員は艦長の勝麟太郎(海舟)ら九十六人、ほかに日本の近海を測量にきて、なんぱしたアメリカの海軍士官ブルック大尉ら十人がのりました。

咸臨丸は、万延元(一八六〇)年一月十九日、使節たちをのせた船よりも一足さきに浦賀を船出しました。

冬のことですから、北風がつよく、くる日もくる日も、あらしにおそわれました。