Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
Leggi 福沢諭吉 (ふくざわゆきち) di 高山 毅 (たかやまつよし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 54.555 caratteri · 109 schermate
それを、大人たちは、しんみょうな顔つきでおがんでいますが、いったい、おいなりさんの正体はどんなものか、それをしりたくてたまりません。しかし、大人たちは、神さまの正体をみるなどということは、だいそれたことで、ばちがあたって目がつぶれたり、手や足がまがってしまうぞ、とおどかすばかりで、諭吉によくわかるようなせつめいをしてくれません。そこで、
(よし、ぼくがみてやろう。)
と、ある日、あたりに人のいないのをみすますと、いなりのほこらのとびらを、そっとひらいてみました。おっかなびっくりであけたのですが、そのとたんに、
「なあんだ、石ころじゃないか。」
と、おもわず声をだしたほどでした。ほこらの中には、なんのへんてつもない石ころが、一つはいっているだけではありませんか。
みたところ、道ばたにころがっている石ころと、ちっともかわったところはありません。これに、なにかとくべつに神さまの力がやどっているのでしょうか。もし、そうだとすれば、この石ころをほうりだして、そのへんにころがっているべつの石をほこらにいれたら、どんなことになるでしょうか。大人たちは、にせのおいなりさんをありがたがらなくなるでしょうか。