Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ささめゆき

細雪

谷崎 潤一郎

Leggi 細雪 (ささめゆき) di 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 226.715 caratteri · 431 schermate

Aozora Bunko

成る程今度の病気なども、「罰が当ったようなもの」だと云って云えなくはないけれども、乙女時代から好んで波瀾重畳の生き方をした妹であるだけに、或る時は水害で死に損なったり、或る時は地位も名誉も捨ててかかった恋の相手に死なれてしまったり、全く彼女一人だけが、平穏無事な姉たちの夢にも知らない苦労の数々をし抜いて来ているので、もう今迄に罰は十分受けているとも云えるのである。幸子は自分や雪子であったら、とてもこれだけの苦労には堪えられないであろうと思うと、この妹の冒険的生活に感心する気にもなるのであったが、それにしても、最初の報知に接した時の姉の狼狽した有様や、二度目の報知でほっと胸を撫でおろした様子が眼に見えるようなので、そう云う姉が可笑しくもなって来るのであった。

奥畑は妙子の入院の翌日の朝、蘆屋へ電話を懸けて来たので、幸子が出て、早くも今朝から持ち直したことや櫛田医師の診断の模様などを委しく話し、恢復の方へ一道の曙光を認めるようになったことを告げると、それきり二三日は何とも云って来なかったが、四日目の夕方、幸子が午後から三時頃まで詰めていて帰って行ったあとで、雪子と「水戸ちゃん」