Classici giapponesi con furigana
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ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
Leggi 細雪 (ささめゆき) di 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 226.715 caratteri · 431 schermate
二
で、幸子は菅野の未亡人に宛てて、それでは御好意に縋ってお招きを受けることにしたから万事宜しくお願いしたいこと、当人も快くそのお方にお目に懸ると云っていること、お伺いするのは私と、雪子と、妙子と、悦子の四人であること、但し、勝手を申し上げて済まないけれども、悦子は長い間病気をし、この間床上げをしたところで、引き続き学校を休んでいるので、此方の都合は、今度の土曜日曜よりも、金曜土曜の方が好いこと、見合いのことは悦子には知らせないようにしたいので、何処迄も蛍狩と云うことにして置いて戴きたく、その点お含みを願いたいこと、等々を云ってやったが、日を一日繰り上げたのは、大垣から真っ直ぐ東京へ帰ると云う雪子を、三人が蒲郡まで送って行こうと云うことになったので、金曜日に菅野方へ泊り、土曜日には常磐館まで延すことにしたからであった。そして、日曜の午後、蒲郡で東西に別れてその日のうちに帰宅し、悦子を来週の月曜から学校へ行かせる、と云う予定にしたのであった。
二
幸子は、夏の汽車は洋服にしたかったのだけれども、「見合い」の件があることを慮って、博多の袋帯に暑苦しさを怺えながら、悦子と大して変らないような子供っぽい簡単服を着ている妙子を羨しがった。