Classici giapponesi con furigana
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ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
Leggi 細雪 (ささめゆき) di 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 226.715 caratteri · 431 schermate
だと云うことは、かねがね聞いていないでもなかった。で、今度の話はその未亡人の世話好きから起ったことらしいのだけれども、いったい沢崎家の当主と云うのはどんな人なのか、それが雪子と見合いをしたいと云い出したのには、どう云ういきさつがあるのか、鶴子の手紙はその辺の書き方が簡単であった。ただ、菅野の姉さんの所から、沢崎氏を雪子さんに会わせたいから、兎に角雪子さんを大垣まで寄越して貰いたいと云って来た、沢崎家は数千万円の資産家で、今日の蒔岡家とは格段の相違があり、不釣合過ぎて滑稽のようだけれども、先方は奥さんに死なれて、二度目のことでもあり、既に阪神間へ人を遣って蒔岡家の家柄や雪子ちゃんの性質や容姿などを相当調べ、その上で会見を希望して来たらしいのであるから、満更の話ではないように思われる、何にしても菅野の姉さんが折角そう云って来てくれた好意を無にしては、兄さんの立ち場が困る、菅野では、さしあたり雪子さんを寄越してくれさえすればよいので、先方に関する委しいことは後で知らせると云って来ているから、どう云う事情か分らないけれども、文句を云わずに会いに行かして欲しいのである、それには、雪子ちゃんも大分其方の滞在が延びていることだし、一遍帰って来て貰いたいと思っていたところであるから、帰京の途中立ち寄ることにしたらどうで