Classici giapponesi con furigana
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ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
Leggi 細雪 (ささめゆき) di 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 150.580 caratteri · 287 schermate
」
「本家はどない云うてるのん」
「姉ちゃんが電話に出て来て、行くのんやったらあんた等が附いて行きなさい、私等が附いて行ったら後で引っ込みがつかんことになるさかいに云うねん。―――井谷さんもそれでええとは云うてはるねんけど」
「雪姉ちゃんは」
「さあ、それやがな」
「いやや云うのんか」
「いやとは云うてえへんけど、………ま、昨日来て今日明日のうちに見合いしょうて、そない軽々しゅう扱われとうない云うのんが、ほんとうのとこやないやろか。何せはっきり云うてくれへんさかい分らへんねんけど、もうちょっとその人のこと調べてからでもええやないか云うて、何ぼすすめても行こう云うこと云うてくれへんねん」
「そんなら、井谷さんにどない云うのん」
「どない云おう。―――何とかちゃんとした理由云わなんだら、何処までも追究されるにきまったあるし、………今度のことはどうなるにしても、あの人怒らしてしもて、この先世話して貰えんようになったら難儀やし、………なあ、こいさん、今日明日でのうても、四五日うちに行ってくれるように、一遍こいさんからも云うてみてえな」
「云うてみることはみるけれど、雪姉ちゃんそない云い出したら、あかんやろ思うわ」