Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

くしんのがくゆう

苦心の学友

佐々木 邦

Leggi 苦心の学友 (くしんのがくゆう) di 佐々木 邦 (ささきくに) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 162.732 caratteri · 332 schermate

Aozora Bunko

しかし負け惜しみが強いから、

「おい、伊東、まちがっていたら親切に教えてくれるのがあたりまえだろう? ばかにする奴があるか? 同級生は皆兄弟だ。仲よくしろってさっき先生に叱られたばかりじゃないか?」

ともうからんできた。伊東君も理屈をいわれればそれに相違ないから、

「失敬失敬、そんなにおこるなよ」

と気軽くあやまった。

「おこりやしないよ。しかしおれは奮って欠席だ」

と堀口生は奪ってを奮ってに書き直した。

「きみ、そんなことをいわないで出席してくれたまえ」と松村君が頼んだ。

「いやだよ、おれは」

「なぜ?」

「きみはなんでも細井と高谷に相談してきめてしまう。この級はきみと細井と高谷の級か?」

「そんなことはないよ」

「いくら成績がよくて先生に信用があるったって、それじゃちっと手前勝手だろうぜ。出るもんか」

「それじゃ相談するが、きみはいつなら都合がいいんだい?」

「それじゃとはなんだ? みろ。今までおれを仲間っぱずれにしていた証拠だ」

「そんなことはけっしてない。しかしこんなに大勢いるんだもの、一人一人皆にきいても歩けないじゃないか?」

「それだからきみと細井と高谷の級だというんだ」