Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Leggi 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 189.935 caratteri · 379 schermate

Aozora Bunko

菊「貴方、御冗談ばかり御意遊ばします、起請なんてえ物を私は書いた事はございませんから、何う書くものか存じません」

大「いやさ己の気休めと思って書いてくれ、否でもあろうが其れを持っておれば、菊は斯ういう心である、末々まで己のものと安心をするような姿で、それが情だの、迷ったの、笑ってくれるな」

菊「いゝえ、笑うどころではございませんが、起請などはお止し遊ばせ」

大「ウヽム書けんと云うのか、それじゃア手前の心が疑われるの」

菊「だって私は何もお隠し申すことはありませんし、起請などを書かんでも……」

大「いや反古になっても心嬉しいから書いてくれ、硯箱をこれへ……それ書いてくれ、文面は教えてやる……書かんというと手前の心が疑られる、何か手前の心に隠している事が有ろう、然うでなければ早く書いてくれ」

菊「はい……」

とお菊は最前大藏が飴屋の亭主を呼んで、神原四郎治との密談を立聞をしたが、其の事でこれを書かせるのだな、今こゝで書かなければ尚疑われる、兄の勤めている主人方へお屋敷の一大事を内通をする事も出来ん、先方の心の休まるように書いた方が宜かろうと、羞かしそうに筆を執りまして、大藏が教ゆる