Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Leggi 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 189.935 caratteri · 379 schermate

Aozora Bunko

親父の岩吉は碌に読めませんから、他人に読んで貰いましたが、驚いて渡邊の小屋へ飛んでまいりました。

岩「お頼ん申します」

忠「どうれ……おやお出でかえ」

岩「うん……手紙が来たから直に来た」

忠「ま此方へお出で」

岩「手前何かお嬢様方のお供をして信州とかへ行くてえが飛んだ話だ、え飛んだ話じゃアねえか、そんなら其の様にちゃんと己に斯ういう訳でお供を仕なければならぬがと、宜く己に得心させてから行くが宜い、ふいと黙って立っちまっては大変だと思ったから、遅くなりましてもと御門番へ断って来たんだ、えゝおい」

忠「お供してまいらなければならないんだよ、お嬢様は脾弱いお体、若旦那さまは未だお年がいかないから、信州までお送り申さなければなりません、お屋敷へ帰る時節があれば結構だが、容易に御帰参は叶うまいと思うが、長々留守になりますから、お前さんも身をお厭いなすって御大切に」

岩「其様なことを云ったって仕様がない、己は他に子供はない、お菊と手前ばかりだ、ところが菊は彼んな訳になっちまって、己アもう五十八だよ」

忠「それは知ってます」

岩「知ってるたって、己を置いて何処かへ行ってしまうと云うじゃアねえか、前の金太の野郎でも達者でいれば宜いが、己も此の頃じゃア眼が悪くなって、思う