Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ちのもじ

血の文字

黒岩 涙香

Leggi 血の文字 (ちのもじ) di 黒岩 涙香 (くろいわるいこう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 44.021 caratteri · 87 schermate

Aozora Bunko

筈ですのに何う云う者か老人は其お倉さんが大嫌いで藻西太郎さんに向ッては手前は女房を愛し過る今に見ろ女房の鼻の先で追使われる様になるからとか、お倉は手前の様な亭主に満足する女じゃ無い、今に見ろ何か間違いを仕出来すからとか其様な事ばかり言て居ました、爾々夫ばかりでは有りませんよ昨年も老人とお倉さんと喧嘩をした事が有ます、お倉さんは亭主に或る飾屋の株を買せるからと云い老人に大変な無心を言て来たのです、すると老人は一も二も無く跳附て、己が死んだ後では己の金を藻西太郎が何の様に仕ようと勝手だけれど兎角も己の稼ぎ溜た金だから生て居る間は己の勝手にせねば成らぬ、一文でも人に貸して使わせる事は出来ぬなんぞと言ました」読者よ余の考えにては此点こそ最も大切の所なれば目科が充分に問詰るならんと思いしに彼れ意外にも達て問返さん様子なく余が目配するも知らぬ顔にて更に次の問題に移り「したが老人の殺されて居る所は何うして見出した女「何うしてとは、夫は私しが見出したのですよ、先あ何うでしょうお聞下さい私しは毎もの通り十二時を合図に膳を持て老人の室まで来、兼て入口の合鍵を渡されて居る