Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

びんぼう

貧乏

幸田 露伴

Leggi 貧乏 (びんぼう) di 幸田 露伴 (こうだろはん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 8102 caratteri · 17 schermate

Aozora Bunko

ただ狗の屎を拾う気になって手を出しゃあ攫取りだ、真の事たあ、馬鹿な世界だ。

「訳が解らないよ汝の云うことア、やっぱり強盗におなりだというのかエ。

「馬鹿ア云え、強盗になりゃアどうなるとおもう。

「赤い衣服を着る結局が汝のトドの望なのかエ、お茶人過ぎるじゃあ無いか。

「赤い衣服ア善人だから被せられるんだ。そんなケチなのとアちと違うんだが、おれが強盗になりゃ汝はどうする。

「厭だよ、そんな下らないことを云っては、お隣家だって聞いてるヨ。

「隣家で聞いたって巡査が聞いたって、談話だイ、構うもんか、オイどうする。

「おふざけで無いよ馬鹿馬鹿しい。

と今は一切受付けぬ語気。男はこの様子を見て四方をきっと見廻わしながら、火鉢越に女の顔近く我顔を出して、極めて低き声ひそひそと、

「そんなら汝、おれが一昨日盗賊をして来たんならどうするつもりだ。

と四隣へ気を兼ねながら耳語き告ぐ。さすがの女ギョッとして身を退きしが、四隣を見まわしてさて男の面をジッと見、その様子をつくづく見る眼に涙をにじませて、恐る恐る顔を男の顔へ近々と付けて、いよいよ小声に、

「金さん汝情無い、わたしにそんなことを聞かなくちゃアならない事をしておくれかエ。