Classici giapponesi con furigana
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おどるちへいせん
踊る地平線(下)
谷 譲次
Leggi 踊る地平線(下) (おどるちへいせん) di 谷 譲次 (たにじょうじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 141.823 caratteri · 283 schermate
そして、そこの酒場は影のような人々で一ぱいですし、その人々はまた、土の香と官能の夢しか何ひとつ持ち合せがないのです。このカルナクの部落で、私と祖母は、鶏と兎を飼って暮らしました。祖母は、誰にでもすこし気が変だと思われていました。幾つぐらいでしたろう? 顔に千三十八の皺があって、顎髯が生えていました。』
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『子供達はその顎髯を怖がって、祖母が市場へ買物に出ると、みんな木へ登って、葉と枝のあいだから悪口を落とすことにきめていました。すると、黒いエプロンに白の帽子をかぶった祖母が、大きな杖を振り上げて、あちこちの方角へ罵声と白眼を投げるのです。言葉はブリトン語でした。そして私たちは牛酪を作って、旅行者へ売りました。
祖母は、確かに一つの性格でした。昔からの怪談と、鬼どもの話だけはすっかり諳誦していて、村の人は、信じはしませんでしたが、祖母のお話を聞くことだけは、誰も好きなようでした。祖母は、ただ人に怖がられるのが面白かったのかも知れません。色んな人が、夢や前兆のことを訊くために祖母を訪れました。そして、それが、不思議に、みんな祖母の言う通りになるのです。