Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

やみよのうめ

闇夜の梅

三遊亭 円朝

Leggi 闇夜の梅 (やみよのうめ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 22.133 caratteri · 44 schermate

Aozora Bunko

其の金子を手前が盗出して此所へ持って来るとは何ういう了簡じゃ、此金がなければ片時も己はあの寺に居られぬという事も、手前能う知って居るじゃないか、憎い奴じゃ、同じ早川の家に生れても、私は総領の身の上でありながら出家となり、又手前の兄三次郎と云う者は、何ういう因縁か、十一二歳の頃からして盗心があって、一寸重役の家へ遊びに行っても、銀の煙管じゃとか、紙入じゃとか、風呂敷とか、手拭とか云うものを盗んで袂へ入れて来るじゃ、そこでお父様も呆れてしまい、此奴が跡目相続をすべき奴じゃけれども仕方がないと云うて、十九の時に勘当をされた、丁度三人の同胞でありながら、私は出家になり、弟は泥坊根性があり、手前は又主家の娘と不義をして暇を出されるのみならず、兄の身に取っては大切の金子まで取るという奴じゃから、何う人さんから云われても一言の申訳はあるまい、憎い奴じゃ、兄の自滅をするという事を悉しく知って居ながら、斯ういう不都合をするとは云おう様ない人非人め」

と腹立紛れに粂之助の領上を取って引倒して実の弟を思うあまりの強意見、涙道に泪を浮べ、身を震わせながら粂之助を畳へこすり附ける。