Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
あおいふろしきづつみ
青い風呂敷包
大倉 燁子
Leggi 青い風呂敷包 (あおいふろしきづつみ) di 大倉 燁子 (おおくらてるこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 13.612 caratteri · 28 schermate
「しばらくでしたわねえ」とにっこり笑った。その一言で彼は有頂天になった。
「どこへ行くの?」と急き込んで訊いた、百合子はもじもじしながら、
「姉さんのところへ、――ちょいと、あの急用が出来て――」と言いながら、救いを求めるように美佐子へ、合図の眼を向けた。飛んだところで掴まってしまった、と美佐子は心配して、初子を呼びに行こうと思ったが、この場を離れたら百合子が嘸ぞ困るだろうと思い、思案にあまって茫然していると、吉川が、
「美佐ちゃん、邪魔すると承知しないぞ」恐い眼でじろりと睨んだ、美佐子は縮み上った。
「百合ちゃん、君に話したいことがあるんだ。ちょっと、一緒にそこまでつきあってくれ」
「じゃ、ちょいと、姉さんのところへ行って来て、それからでいいでしょう?」
「いけない、いけない。こっちは急ぐんだから」
躊躇している彼女を引き摺るようにして連れて行った。美佐子はそれを見ていながら、引きとめることが出来なかった。
「刑事さん、私の知っているのはそれだけです」
「それぎり百合子は姉さんのところへ来なかったか?」
「来ませんでした。初子さんは大変待っていましたけれど――。