Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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あおだけ

青竹

山本 周五郎

Leggi 青竹 (あおだけ) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.

N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 14.622 caratteri · 29 schermate

Aozora Bunko

もしやわたくしではございませんと否定するかと思っていた人々は、ではやっぱりそうだったのかと驚きもし、またかれの平然たるようすが心憎くも思われた。「あのときのことでひとつ不審がある」忠勝はかさねて云った、「そのほうが豊後につけた槍はおれの眼にはたしかに竹槍のようにみえた、井伊どのはたもとの武士が竹槍を遣うとはうけとれぬことだし、おれの眼が誤っていたとも思われぬ、いつかそのほうに会ってたしかめたいと思っていたのだが、おれの眼ちがいであったかどうか」「おそれながらお眼ちがいではございません、たしかにわたくしは竹槍を用いておりました」妙な問答になったので、列座の人々はにわかにこちらへ視聴をあつめた。なかには思いあたる者もあるとみえ、うす笑をうかべながら頷き合う者もいた。「それはまたどういうわけだ、野武士、牢人なら知らぬこと井伊どの旗本にいて槍のしたくができぬ筈もあるまい、なにか心得があってのことか」「かくべつ申上げるほどの心得とてもございません、ただはたらき易いものですから用いたまででございます」「それだけではわからぬ、どうして竹槍のほうがはたらき易いのだ」