Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おうごんひょう

黄金豹/妖人ゴング

江戸川 乱歩

Leggi 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.404 caratteri · 307 schermate

Aozora Bunko

そして、いまから二日のあいだに、おまえのもっているインドの宝石を、もらいにいくから、待っていろというのです。」

黄金豹と聞いて、明智探偵と小林少年は、「さては!」というように、目を見あわせました。さきほど、黄金豹のほうから近づいてくることがおこるといった、名探偵のことばが、早くも事実となってあらわれてきたのです。

「で、そのことを警察に、おとどけになりましたか?」

明智がたずねますと、松枝さんは、首をふって、

「いや、まだとどけておりません。それよりも、まっ先に、先生に相談したかったのです。といいますのは、わたしはあの金むくの豹のおきものを、盗まれかけた園田君と友だちでして、あのとき小林君のおかげで、ぶじにすんだことを聞いていました。

小林君に知恵をおさずけになったのは、むろん明智先生です。ですから、怪物黄金豹をふせいでくださるかたは、先生のほかにないと思って、こちらへ、かけつけたわけです。」

「わかりました。およばずながら、お力になりましょう。しかし、そのインドの宝石というのは、いまどこにおいてあるのですか。」

「じつは、ここに持っているのです。」

松枝さんは、そういって、またあたりを見まわしてから、チョッキのうちポケットに手をいれると、小さなかわの宝石箱を取りだして、パチンと、ふたを開きました。