Classici giapponesi con furigana
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
Leggi 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.404 caratteri · 307 schermate
探偵七つ道具の一つだからね。」
野上少年は、そういって、ポケットをたたいてみせました。
チンピラに案内されて行ってみますと、それは撮影に使う小道具が、いっぱいならべてある道具部屋でした。どうしたわけか、そこの戸には、かぎがかかっていなかったのです。
ふたりは、懐中電灯をつけて、中にはいりました。
長っぽそい部屋の両がわに、ずっと棚があって、いろいろなものが、ならんでいます。むかしの行灯だとか、煙草盆だとか、いろいろな形の掛け時計、置き時計、むかしのやぐら時計、花びんや置きもの、本棚もあれば、洋酒のびんをならべる飾り棚もあります。それから三面鏡や、むかしのまるい鏡と、鏡台、まるで古道具屋の店のようです。
「あっ、あすこにいる!」
チンピラが、とんきょうな声をたてて、野上君に、しがみついてきました。
ギョッとして、そのほうへ、懐中電灯をむけますと、そこに、俊一君らしい小学生服の子どもが、壁によりかかっているではありませんか。
野上君は、「あっ。」といって、かけよりました。
近よって、懐中電灯で、その子どもの顔を照らしました。ちがいます。俊一君ではありません。