Classici giapponesi con furigana
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あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
Leggi あさひの鎧 (あさひのよろい) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 239.520 caratteri · 475 schermate
「それにお前いつ帰られた?」
「たった今よ、今しがた帰って、蓬生に逢って話をきけば、九人の山伏が泊まっているとのこと……耳よりの話京で聞き、はてなと思ってここへ来て……」
「立ち聞きしたのでござんしょう。……いよいよ怪しいお前の振る舞い! ……心セカセカとつかわとして、これからそなたどこへ行くお気じゃ※(感嘆符疑問符、1-8-78)」
「いつまでもクドクドとうるさいわい……そういうそなたこそ女の身で、このようなとこへやって来て……」
「わたしは若い先達様に……」
「ははあ読めた、懸想したな!」
「えい滅相な。……でもあのお方様は……」
「尊い尊いお方様よ! そなたなどの恋、何んの何んの……」
「恋どころか、今は必死! ……お尽くししたい心で一杯! ……その眼にどうにもお前の様子が……」
「いらぬ詮索、袖を放せ!」
「思うにそなた慾にかられて、熊野の別当定遍あたりへ……」
「密告すりゃア褒美も褒美、一国一城の主になれるわ!」
「やっぱりそれじゃア……」
「ナーニ違う!」
「見抜いたからは、やってなろうか! ……どなたか、どなたか、お出合いくだされ!」
「こやつめが!」
グ――ッ!