Classici giapponesi con furigana
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あるはいまつのどくはく
ある偃松の独白
中村 清太郎
Leggi ある偃松の独白 (あるはいまつのどくはく) di 中村 清太郎 (なかむらせいたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 132.905 caratteri · 262 schermate
しかし、体躯はむしろ七面鳥か何ぞのようだ。それで鶴首――と首に限った名がついたのであろうか。ただし鶴といっても、雪に映った鶴の黒いシルエットである。
鶏は鶴のすぐ右手、カールの底にあって、形は誠に小さいが、雌雄向い合い、雄鶏は頭を挙げて、さながらトキをつくっているような姿勢であるのも面白い。私見ではこれらの実体は、あるいは堆石堤ではないかと思うが、その点はなお、辻村博士のような専門家の説をたたいて見ないと断言はできない。もしこれが堆石堤なら、雪形の中でも、はなはだ数少ない一例となろう。出現の時期は、代馬とほとんど同時か少し早いか、ほぼ似たものだと思う。望見範囲も代馬と大同小異だが、南によっているだけ、神城村に近い方が明瞭なわけである。
なおこれらの外に、松沢氏の話では、唐松岳に「チュウナ打ち」という雪形が出るそうで、チュウナとは、チョウナ(手斧)という大工道具のことだった。私は大出から、しさいに物色して見たが、それらしいものを見出せず、里人にもただしたが、知る者に出会わず、あるいは時期のズレか、ともかく後の考究に待つことにした。
白馬鑓ガ岳の鶴首と鶏の挿図